『米国同時多発テロ事件で感じたこと』

先週は米国で起きた同時多発テロ事件で全世界が揺れた週でした。数日はテロの映像が何度も何度も放映されました。ここ2〜3日は肉親を亡くした、又は行方不明になっている家族の様子が映し出されています。突然の悲劇によって家族の一員を亡くした人々の悲しみは計り知れないものがあります。父親や母親、息子や娘、恋人を亡くした方々の悲しみの声を聞いてもらい泣きしたのは私だけではないと思います。米国民の悲しみや怒りは、犯人組織への報復戦争というシナリオへ進もうとしています。
救助活動に従事している人たちがお互いを「兄弟」と呼んでいるという報道がされていました。米国人がこの悲劇の中で悲しみを共有することによって同じ家族という気持ちを感じたのでしょう。一人の娘さんが「今日の朝、父とは何も話さなかった。昨日おやすみと言ったのが父との最後の会話だった。」と言って泣いていました。
このような映像を見て、家族のきずなについて考えさせられました。私たちは災害や事故で肉親を亡くした方々を報道で見ても、それは遠くの出来事だと思ってしまいます。でも、いつ何かあるかわからないのは事実です。毎日悔いのない生活をできればいいなとふっと思ってしまいます。
今日優しい言葉を妻に掛けただろうか?子どもに愛を示せただろうか?悔いのない行動をしているだろうか?
今回のテロ事件はそういう質問を投げかけているような気がします。
(家庭環境作りの取組に関しては次回にします)