スキンシップで心が育つ

先週は握手の効用について話しました。握手は手と手で交わすスキンシップです。肌と肌が触れ合うスキンシップは家族間ではとても大切な心が育つ要素になります。特に乳幼児期のスキンシップは大切です。乳幼児期にスキンシップが少なかった子供には情緒の不安定が潜在していることが多く、そのような子供が思春期になって何かに挫折した時に、母親にスキンシップを求めることがあるほどです。
小学生の高学年になってもおんぶや抱っこをねだる子供がいます。その時は、これまでのスキンシップが足りなかったと反省して、それに応じてあげる必要があります。応じたら子供の心は満たされます。愛情を込めたスキンシップは、精神的、情緒的な安定をもたらします。つまりスキンシップは子供の精神安定剤だと言えます。
これは夫婦間も同じです。言葉だけでなく、優しく抱擁してスキンシップをすることは、愛情という心がさらに育つ原則です。
           『抱っこしてあげようか!』