『一生を掛けて築き上げたいこと』(ホームページより転載)

永遠という概念は夫婦の絆を強める最大の要素であると考えます。死が近づいてきた時に、この世を去る者が残る者に言うのは「先に行って待ってるからね。」という言葉です。また残る者も先に去る者に「私も後で参りますから。」という言葉で見送ります。この互いの言葉は次の世でまた会えるという希望と信念を含んでいます。夫婦の絆が永遠であれば、この世の生活すべてに大きな希望と安らぎをもたらします。更に家族の絆が永遠ならば、いつか子どもとも会えるのです。それはこの世の生活や生きる時間を大切にする思いをもたらします。そして夫婦として出会って築いてきた絆、子どもが生まれ家族として築いてきた絆の重さを感じるのです。
この永遠という概念が真実かどうかは誰もが一度は考える人生の深遠な疑問です。もし、人の死ですべてが終わりであれば、人生は空しいものです。ですから永遠という概念は事実だと考えて生きることが人間として正しいと考えます。愛する人と死を超えて結ばれたいと願うのは人の願いです。永遠の存在が事実かどうかは一度死んでみたらわかります。これまで人類の残してきた様々な軌跡を考えると、永遠の存在は99%真実だと言えます。100%だと言っても良いでしょう。信じない人がいても仕方がないことですが、夫婦や家族の関係は永遠だと考える
方がしあわせなら信じた方が得でしょう。
愛する伴侶と死を超えて結ばれると考えるとしあわせです。夫婦として一生の内に築き上たいことは、永遠に一緒に居たいという思いを育てることです。その思いを子どもにも伝え、更にその思いで築いてきた夫婦や家族としての伝統を子孫に残していくことがとても大切だと考えます。この世でも次の世でもしあわせな夫婦として歩まれるように願っています。