『お互いの立場を大切にする』

夫婦は感情を持つ二人の人間で構成されます。しかもお互いが決して踏み込むことができない男女の違いがあります。男女が一緒になるから夫婦なのです。ここのところがとても大切です。つまり、夫は妻を、妻は夫を、男性は女性を、女性は男性を無条件に受け入れて初めて夫婦としてのバランスが成り立つということです。
夫が偉い、妻が偉い、男が上だ、女が上だ、ということはなく、夫と妻、男と女が対等に築き上るものが夫婦関係であると言えます。これを理解していると男女の違いはお互いを補完するためにあり、二人が協力して初めて夫婦関係が成り立つことがわかります。そういう意味で夫は妻(男性は女性)をどのように助けていけばいいのか、また妻は夫(女性は男性)をどのように助けていけばいいのかを考えて行動することが大切になります。このお互いの協力体制が崩れると、「夫は私のことをちっとも理解してくれない。」「妻は俺に非協力的だ。」となり、感情のもつれが生じてきます。そうならないためには、夫も妻も自分の務めをよく理解し勉強する必要があります。また夫は妻の、妻は夫の務めを理解する必要があります。
米国で数百万部販売された「魅力ある女性」という本があります。またこのセミナーも実施され、数十万人の女性が受講しました。女性の役割を学習して魅力ある女性になるという内容ですが、この本とセミナーによって離婚寸前だった夫婦が仲良くなり幸せになった例がたくさんあったということを聞きました。お互いの立場をよく理解して、お互いを大切にすることが肝心です。