『尊敬する気持ちを大切にする』

若い人から「結婚相手はどのように見つければよいのですか?」と尋ねられることがあります。その時の答えはすでに用意しています。「まず尊敬している人であること、次に愛している人であること、好きだという気持ちは3番目」と答えます。ケーキだとすると2段重ねで1番ベースが「尊敬する気持ち」、2段目が「愛している気持ち」、クリームや飾り物つまりデコレーションが「好きな気持ち」だということになります。ベースがしっかりしていると2段目もしっかりしますし、デコレーションはいくらでも飾り付けることができます。
尊敬する気持ちとは、尊び敬う気持ちです。反対語は軽蔑です。結婚相手を尊び敬うことができるなら、決して粗末には扱いません。感情のもつれがたまにあっても、初心に返る時にそれは解消します。結婚した時に抱いていた尊敬する気持ちをいつまでも大切にしましょう。その土台の上で愛はいくらでも深まります。そして人生の営みの中で好きだという感情が強まるでしょう。
「あなたは伴侶をどう思いますか?」という問いに、「心から尊敬し愛しています。そして大好きです。」という答えを聞くとすれば、この上もない喜びを感じるのではないでしょうか。